飲み会での傾斜割り勘とか回収した/してないをパッと出せるツールを作ったよ

作ってみた

サークルとか仕事とか、プライベートでの飲み会でよくある悩みが、場所決めや予約……もそうですが、会計問題です。

  • 誰がいくら払えば良い感じになるんだ?
  • 1人分足りないけど誰がまだ出してないのかわからんくなった!
  • 電卓の画面は1つしかないから、誰がいくら払うのかをグループチャットに1人分ずつ転記するの超ダルい!
  • かといって、口頭だとめっちゃ飲んだアイツは忘れるだろうし……

全員で頭割りにすると、お酒を飲まない人が損をする。かといって上司に多めに出してもらうとなると、計算がややこしい。伝票の「3,847円」をどう丸めるか悩み、端数は結局幹事が被る。
そして支払いが終わってからも、「あれ、田中さんからもう受け取ったっけ?」と記憶を辿ることになる。

こういう、飲み会の楽しさとは無関係のところで、幹事だけが疲れていきます。

そこで、その一連の手間を一手に引き受けるツールを作りました。

飲む量や立場に応じた傾斜配分を計算し、共有用メッセージを作り、さらに誰から回収したかの管理までできます。登録とかありませんし、無料で使えます。スマホのブラウザで開いてすぐに使えるようになっています。

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▶ 傾斜割り勘計算機を新しいタブで開く(推奨・スマホの方はこちら)

AI
AIアイキャッチ、私隠れちゃってるんですけどぉ~
わたし
ごめんてタイトル長くなってもーたんよ

こーゆーときにちょっとでも楽になればいいなで作りました

  • 職場の飲み会を仕切る幹事向け→上司・先輩・後輩で負担額を変える計算から解放されます。何割増しにするかを選ぶだけで、全員分の金額が出ますし、「誰かは金額固定、他で残りの金額を配分」みたいなことも自動でやってくれます。
  • 下戸もいる飲み会向け→飲まない人の負担を軽くできます。お酒代だけを飲む人で分けて、料理代は全員で分ける、という配分ができます。
  • サークルや趣味の集まりでの会計係向け→集金の進捗を管理できます。誰から受け取ったかを1タップで記録できるので、二次会に向かいながらでも把握できます。

機能紹介

「多め・普通・少なめ・飲まず」から選ぶだけ

このツールの基本的な使い方は、参加者を4段階から選ぶだけです。デフォルトでは以下のような倍率になっていますが、倍率の調節ももちろんできます。

  • 多め(1.5倍) — 上司や先輩、たくさん飲んだ人
  • 普通(1倍) — 基準となる人
  • 少なめ(0.7倍) — 後輩や、あまり飲まなかった人
  • 飲まず — お酒を飲まなかった人

人数と合計金額を入れれば、それぞれの負担額が出ます。

飲酒代は、飲む人だけで分けれます

飲まない人が別に構わないというのなら単純に頭割りで良いのですが、飲まない方がその分だけ支払う額を低くできるのは大事です。

このツールでは、酒代を別途入力できます。入力すると、酒代は「飲まず」以外の人だけで分けられ、残りの料理代は全員で分けられます。ウーロン茶で過ごした方にも納得してもらいやすい配分になるかと。

端数は幹事が吸収します

割り勘で悩ましいのが端数です。「1人2,980円です」とか言われてもピッタリ払うのはあまり現実的ではないので、大抵百円単位・五百円単位などに丸めます。すると合計が合わなくなり、差額をどうするかという問題が出てきます。

このツールは、丸めた結果生じた差額を幹事が引き受ける形にしています。現実の飲み会でもまぁ大抵幹事が調整していることがほとんどなので。

丸める単位は10円・50円・100円・500円から選べます。幹事の行には「幹事調整 +160円」のように、いくら被ったのかが表示されます。

共有メッセージがワンタップで作れます

計算が終わったら、そのままグループに送れる文面を生成できます。

【本日の割り勘】
合計 20,200円

田中さん 5,000円
佐藤さん 5,000円
鈴木さん 3,500円
高橋さん 3,500円
(幹事)山田 3,200円

コピーボタンでクリップボードに入るので、LINEやSlack、Discordとかにパッと貼り付けられます。
スマホなら共有ボタンから直接送ることもできます。振込先やPayPayのIDを書き添える欄も用意してあります。

「誰から回収したっけ」を逐一タップ

計算結果に並んだメンバーの横に、「未」「済」の切り替えボタンがあります。
お金を受け取った人をタップすると「済」になり、その行が緑色に変わります。見出しの横には「回収 3/5」みたいな感じで進捗が出ます。

そして全員から回収し終えると、🎉と一緒に「回収完了!」と表示されます。お酒が入っていると回収漏れの心配って結構ありがちなので、目立つようにしました。

あと幹事本人の行には、この「未・済」ボタンは表示されません。自分の分で渡すも何もないですからね。完了メッセージに出る金額も、幹事の負担分を除いた「実際に受け取った額」になっています。

AI機能:レシートを読み取る

ここまでの機能は、通信は発生せず全部ブラウザの中だけで動きます。

そのうえで、AIを使った機能を1コ用意しました。レシートの写真から合計金額を読み取る機能です。
金額を手で入力する代わりに、撮影したレシートから読み取れます。

この機能を使うには、ご自身のGoogle Gemini APIキーが必要です(Google AI Studioで無料で発行できます)。キーはお使いのブラウザの中だけに保存され、通信はブラウザからGoogleへ直接行われます。Kabopenにキーや画像が届くことはありません。

なぜこんな仕組みにしたかというとまぁ単純で、私のAPIを動かす形にすると費用がヤバいからです。
それだと「無料で公開し続ける」のは無理になりますし、「こーゆーの作ってみたよ」って軽い記事でサブスクとかやりたくありません。

でも使う人が自身のキーを使ってもらう方式なら、私に費用負担は無いんで置いておけます。

あ、レシート読み取りは使わないって話ならそもそもAPIだの何だのは関係ないですからね。

作りながら考えたこと

以下は、ツールの使い方ではなく「なしてこういう作りにしたか」の話。

単なる計算ツールではなく、幹事や会計係に寄る

幹事や会計の役目って、誰がいくらの計算だけじゃ終わらないんですよね。
金額が出た後には、それを全員に伝えーの、集金しーの、誰から受け取って誰がまだかを認識しておかなきゃいけません。なんなら計算ってだけなら電卓でOKってなるかもしれません。実際シンプルな頭割りなら別にこのツールの必要性もあんましありませんし。

なので、共有メッセージの生成と回収状況の管理くらいは最低限要るよねって。

機能を足すときはいつも「これは本当に必要か」を考えるのですが、この2つは重たい機能でもないし付け得なのですぐに足す判断でした。

幹事だけは「回収対象外」にする

AIに回収チェックの機能を入れさせたとき、最初は全員に「未・済」ボタンを付けていました。

明らかに変ですよねー。幹事は自分の分を誰かに渡すわけではないので、チェックも何もありません。全員が「済」になったときの合計金額も、「回収の合計金額」って考えると余計に。

なので幹事の行だけはボタンを消して「幹事」バッジに置き換え、進捗のカウントからも除外させました。完了メッセージの金額も、幹事負担分を引いた額に。

こういう部分が、AIの実装をそのまま通すんじゃなく人間が目検する意義だと思ってます。

金額を直してもチェックは消えません

細かい話ですが、回収チェックにはちょっとした工夫を入れています。

集金の途中で「やっぱり丸める単位を500円にしよう」みたいに設定を変えることがあります。このときすでに付けた「済」のチェックが全部消えてしまうと集金がワケわからんことになりかねません。

なので、チェックの状態は金額ではなく人に紐づけて保存しています。計算をやり直しても、参加者が同じである限りチェックは残ります。

ツールを「一度使って終わり」ではなく「飲み会の間ずっと開いておくもの」として想定すると、こういう配慮が必要になります。

まとめ

傾斜割り勘計算機は、次のことができます。

  • 多め・普通・少なめ・飲まずの4段階から選ぶだけの傾斜配分
  • お酒代を飲む人だけで分ける計算
  • 10円〜500円単位の丸めと、端数の幹事吸収
  • LINEなどにそのまま貼れる共有メッセージの生成
  • 未・済のタップ管理と、全員完了時のお祝い表示
  • AIによるレシートの読み取り(自身のAPIキー使用)

最初に言った通り登録とかありませんし無料です。基本機能は通信なしで動きます。アフィとかも無いよ。そういう目的じゃないですからね。

傾斜割り勘計算機を使ってみる

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